家族をネタにコラムを書くことが密かな楽しみになっているkumiです。
今月の餌食は主人でございます。
主人は、幼児の頃からアトピーで、何年も肌荒れと痒みで苦しんできました。
年々症状が重くなり、指先は常にひび割れて流血し、手袋なしでは着替えさえ出来なくなっていました。
あちこちの皮膚科を受診して、様々な検査をしたり、大量のお薬を塗ったりしてきました。
何年通院しても、一時的に症状を抑える薬を塗るだけで、根本的な治療になっていないことは明らかでした。
見るに見かねた私は、ホメオパシーでの治療を提案してみました。
主人も藁にもすがる思いだったのか「最後にもう一軒だけ大きな病院へ行ってみて、そこで治らなければホメオパシーを始めたい」と言いました。
そして、最後の一軒の病院通いが始まったのです。
とある総合病院へ行き、
「どこへ行っても何を塗っても治りません。何の病気でしょうか?」
と聞く主人にお医者様は言いました。
「あ~、敏感肌。」
「敏感肌?!」
「そう。敏感肌。シャンプーは使ったらアカンで。」
あまりの軽い診断(笑)に主人は拍子抜けしたようですが、とにかくそれからシャンプーをやめ、お湯だけで全身を洗う生活が始まりました。
それから2ヶ月ほど経った今、何十年も苦しんだ肌荒れがキレイに治ったんです!
え? そんな簡単なことだったの?
今までに石鹸やシャンプーを疑ったことはあったので、アレルギーの検査をしたり、敏感肌用の製品に変えたりしたことはあったのですが、使うのをやめれば良かったんですねぇ。
難しく考えすぎていました。
うまくいかない時、何かが足りないのでは?と「足す」ことばかり考えてしまって、「引く」ことを見逃してしまう。
問題に真剣に取り組むほど、どうにかしなくては!と頑張ってしまうのですが、解決策は意外とシンプルなのかもしれません。
シャンプーをやめることがどれだけポピュラーな治療方法だったのかは分かりませんが、
時には「足す」ことより「引く」ことも大切なのね、と気付いた一日でした。
さて、もうすぐ立春(2月4日)ですね!
いよいよ春の兆しです♡
私は立春に向けて「始めたいこと」「叶えたいこと」をたくさん書き出しますが、「やめたいこと」の欄も作りました。
「引く」ことも大切ですからね。
「白砂糖」
「子供への小言」
「夜中のスマホ」…etc
少し考えただけでも、「やめたいこと」がいっぱい出てきます。
そして、やめたいことリストを眺めていたら、自分がどうありたいのか見えてきます。
もし「やめたいこと」を全て実行できたら、今よりずっと時間とエネルギーにゆとりが出来るはず。
その空いたスペースには、必要なものがスルッと入ってくることでしょう。
自分らしくないものは手放して、軽やかに春を迎えられますように♡